ドイツの首都ベルリンでドイツ語翻訳・通訳および個人ガイドを請け負うフリーランサー、ケラーのHPです。

発売日からもう数週間経つのですが、
ドイツ語訳を担当させて頂いた
石田スイ先生の「東京喰種トーキョーグール」第１巻が
ドイツの本屋さんに並んでいます。

日本国内からも、
アマゾン等で購入出来るようですので
原作と共にお手に取って頂ければ幸いです。

「東京喰種トーキョーグール」は今年の夏から
アニメ化されるようで、予告ＰＶを観ましたが
今からとても楽しみです。

原作の方は１０巻まで読んでいるのですが
面白すぎてつい読みふけってしまい
仕事するつもりがただ漫画を読んでいるだけ、
ということもままあり、ふと時計を見て、
うわあああああああ(ﾟДﾟｌｌ)
となります。

面白い漫画の翻訳をやらせて頂けるのは
とても光栄なことなんですが
仕事せねば。集中、集中・・・・。

外は爽やかな初夏の気候ですが
締め切りも近づいているので頑張ります。

旧西ベルリンについて。

旧西地区といえば、
私がベルリンに来た2001年頃から
急激に旧東地区が栄え始めて
可愛い雑貨屋さんやカフェが立ち並ぶ
オシャレ地区になってしまったことや
2006年にベルリン中央駅が完成して、
ZOO駅の役割が薄れてきてしまったこともあって
衰退の一途を辿っているように思われたのですが、

先日たまたま近くに寄ったついでに
通行人に流されるように
フラーと街を歩いてみてびっくり。

あれ、（あの日本で一時期話題になっていた）
FOREVER21がある！？

後で友人に訊いてみたところ
一年くらい前からあったよー、とのこと。
日本と違ってあまり話題にならなかったので
今に至るまで気がつきませんでした。

他にも最近ユニクロがオープンしたり
（これは流石に知っていました）
「Bikini Berlin」なる
ファッションビルが駅前にオープンしたり
意外と奮闘している様子。

「Bikini Berlin」は
私の友人いわく、
内装が表参道ヒルズにそっくりだ、とのこと。
（すみません、東京は新宿と秋葉原くらいしか行かないので
表参道ヒルズに入ったことがありません・・・）
こういうファッションビル系だと
子供がすぐに飽きるから
子連れでは絶対行けないなと思いきや
ガラス張りの窓からなんと
お隣りの動物園の猿が見放題！
子供が猿の親子を観察している間、
お父さんお母さんは
コーヒーを飲んでくつろいでいます。
乳児を連れて入った友人は
「オムツ台の上にミラーボールが回っていた！」と
写真付きでレポートしてくれました。

「Bikini Berlin」の隣にできた
ハンバーガー屋さん「JIM BLOCK」も
美味しくてボリュームもあるので
ますます好印象。

旧西ベルリンがアツいこの頃です。

昨日はアテンドで久々にベルリン大聖堂に行ってきました。

地下にホーエンツォレルン家の棺が納められたこの聖堂は
ベルリン都市部の中心地に位置していて、
中に入ると俯瞰で街を眺められるので、
滞在時間が短い方には
一番にお薦めしている観光スポットです。

大人は入場料が７ユーロで、
教会としてはかなりお高めなのですが、
ドーム内側のモザイク画といい
荘厳な礼拝堂といい
入って損はないです。

だんだんと狭くなっていく階段を上って
一番上から見られる景色がこちら。

ベルリン市内を展望できる場所は、
・戦勝記念塔
・テレビ塔
・パノラマプンクト
など、他にもいくつかあるのですが、
ベルリン大聖堂はある種のパワースポットというか、
京都のお寺さんを訪ねたような
清々しい気持ちになれるのはここだけかなと
私は思っております。

他にも、個人的にお薦めなのが、
ビザンチン美術品や彫刻などを収蔵している
ボーデ博物館で、
ここの地下にある宝物庫のようなところは
一見の価値アリだと思います。

ちなみに地下へ降りる階段が
上階への階段の裏に隠れているところが
ドラクエⅣのガーデンブルグ城
（「ほのおのツメ」が見つかる宝物庫）に
そっくりだと思うのですが、
すみません、これはマイナーなネタでしたね・・・。

フラウケラー（私です）は
商用や個人旅行のアテンドも承っておりますので
一人でのご旅行がご心配な方は
ご気軽にご相談ください。

以上ベルリン大聖堂の回でした。

先週木曜日の話ですが、
外を歩いていたら、（朝から）デモの大群に遭遇しました。

私はこういう光景を見ても、
せいぜい写真を撮るくらいであとは素通り、
というより警官との乱闘、放水車の出動、
その他のトラブルに巻き込まれないよう
危なさそうなデモは極力避けるようにしているのですが、
（上の画像のデモは平和でしたが）
どうやら隣を歩いている相方が参加したくてたまらない様子。

「額に『一緒に歩きたいよう！』って書いてあるよ」
とからかってみたところ、図星だったようで照れていました。
デモを見るとつい一緒に歩きたくなってしまうようです。

デモの趣旨とか、
全くどうでもいいわけではないと思うんですが、
自分の意見とほぼほぼ合致しているなら
とりあえず一緒に歩いとけ、という感じなんでしょうか。

私には理解できない感覚だ・・・と思っておりますと、
「まあお前にとってのコミケみたいなもんだ！」
と相方が一言。
ちょ、私ベルリンに住み始めて早１３年！
コミケとほぼ無縁の生活を送ってるんですけど！

いや、デモに行く心の高揚感を伝えたかったのですね。
分かります分かります。

というわけでメーデーでした。

ちなみに「ターゲスシュピーゲル」の５月２日の記事によれば、
車１台炎上、
警察官５人が重傷、５６人が軽傷、
逮捕者は６５人。
２０１３年の９４人に比べて逮捕者も少なく、
比較的平和なメーデーだったそうです。
それでもやっぱり車は炎上しているんですね。恐ろしや・・・。