こんにちは、ケラーです。
来週から出張が始まるので、長距離路線のチケットを買う駅の「Reisezentrum」
日本で言うところのみどりの窓口でICEのチケットを買ってきたのですが、
いやはや、バカンスシーズンの午後ということもあってか、
一時間くらい待たされましたね…。
鉄道のチケットはオンラインでも、自販機でも買うことが出来るのですが、
それをやりたくない理由が私にはありました。
①2022年、ICEのチケットをオンラインで買おうとしたら、
クレジットカードからお金だけ引かれて、メールにチケットが届かなかった!
※ドイツ鉄道のカスタマーセンターに電話をしたら、
お金は二、三日に戻ってくると言われて、ちゃんと戻って来ましたが、
その間心配でしたし、もう二度とオンラインでは買わないと心に誓いました。
②2024年1月、これは近距離線ですが、自販機で定期を買おうとしたところ、
50€札二枚を吸い込んで、チケットは出て来ず、お金も戻って来なかった!!
この後、いろいろ電話しまくって、様々な手続きを経て
二週間後にお金は返って来ましたが、寒い中あちこち歩かされて風邪も引きましたし、
本当に最悪でした。
そんなこんなで、結局は面倒でも対面で買うのがベストだという結論に達し、
AlexanderplatzのReisezentrumに行って、
あらかじめ調べておいた切符を買おうと思ったのですが、
窓口が二つしかないのに、一人一人の客にかかる時間がやたら長い!
一体皆、何を相談しているんでしょう。
私の前には五、六人の人がいて、一人十分はかかっていたので、
呼ばれる前に、見事に一時間かかりましたね。
しかも、二人くらい連続で接客した後、一人が休憩(?)か何かで
いなくなることもしばしば…。
ただ、接客態度は悪くなく、一度呼んでもらえたらちゃんと仕事はしてくれるので、
自販機やオンラインのシステムに信用がおけないとなったら、
対面サービスを得るには時間がかかるものだと思うしかないですね。
ドイツはサービス砂漠と言われますし、残念なことですが、
本当にその通りだと思います。
ただ、待ち時間をどう過ごすかは自分次第なので、
つまりは時間が溶ける暇潰し道具を持って行けってことですね ('~`;)
ちなみに先日、息子が私のNintendo Switchで「スイカゲーム」なるものを購入し、
本人は一、二回遊んだだけでもう満足してしまったのですが、
私は昔から他人のお古で長々と遊ぶ子なので、そのゲームにハマってしまい、
気がつくと三十分、一時間が過ぎてしまうということが度々ありました。
それ以降、スイカゲームは時間吸い取り機という認識で気を付けていたのですが、
あの待ち時間にこそやるゲームでしたね…。
ただ、駅の治安があまりよろしくないので、ゲーム機を取り出すにはちょっと勇気が要りますが、
あのゲームがあれば、無心でスイカを作っている間に
「次の方どうぞ!」と一瞬で呼ばれることでせう。
あらら、何の話でしたっけ?
あ、そうそう、今回もまた、ドイツはサービス砂漠だなと再認識させられる一日でした。
夏休み前というのは何かとイベントが多いものでして、
先日も中学生の息子が所属しているバンドのライブに行って来たのですが、
これがまた、行ってみたらメチャクチャ遠い…涙
Dabei Festivalという名前の野外イベントだったのですが、
なんと開催時間の二時間ほど前に激しい雷雨が…。
息子は演者なので音響チェックなどで先に会場入りしていたのですが、
ちょうど雷雨の時間と重なっていて全身ずぶ濡れで到着したそうです。
そんな天気なので私は「行きたくない行きたくない行きたくない…」と繰り返しながら
もんどり打っていたのですが、知り合いが誰も観に来ないのは流石に可哀想なので
重い腰を上げて雨具装備で行きましたよ。
私、野外フェスとか好きなタイプじゃないのに…。
会場は、ベルリンの南、テンペルホーフに位置するMalzfabrik。
かつては麦芽工場だったこの建物&敷地は、
現在はワークショップやイベントなど多目的に利用されており、
とても雰囲気ある場所なのですが、
公共交通機関で行くと、お世辞にもアクセスが良いとは言えない場所なんですね…。
まず、最寄り駅Südkreuzの駅前が開けておらず、
地図を見ても分かりにくい上、駅からまあまあ遠い。
地図上では1.1km、徒歩16分とあるのですが、迷う分を加算すると、
軽く徒歩30分は見ておいた方がいいですね(私が方向音痴なだけですね、スミマセン…)
そして会場前の通りも、やたら車がビュンビュン走っていたり、
歩道がない場所があったり、歩行者用の赤信号がやたら長かったりで、
いろんなハードルを越えてようやく着いた頃には、
雨は止んでいましたが今度はカンカン照りで、ぐっっったりでした。
ベルリン市内なのに、世界の果てに来た感ある…。
ライブ自体はとても盛り上がったので、ガンバって来た甲斐あったのですが、
次回は誰かの車に乗せてもらいます。
と、さんざんネガキャンしておいて何なのですが、
このMalzfabrik、ちょっとした池があったり野生の花が咲いていたりして、
とても素敵なロケーションなんですよ。
参加者が映っていない画像なので、さびれた雰囲気ですが、
実際は盛り上がっていました!
この日は疲れていたこともあって、あまり良い写真が撮れなかったのですが、
公式の写真と動画が素晴らしいので、気になる方はぜひ見てみてください。
廃工場のスチームパンク感とのどかな自然がとても絵になる場所です。
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