ドイツ人というのは何かと誕生日パーティーが好きな民族で、
「私、来週誕生日で…」なんて言おうものなら、
すかさず「パーティーやらないの?」と訊いてくるので
面倒臭がりの私はあまり話さないようにしているのですが…。

「今年は忙しいし、パーティーも何もやらないよ!」
と家族には先に言っておいたのですが、
さすがに何も企画しないのは気が引けたのか、
相方が「ブルーマン」のチケットを二枚用意して来ました。
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顔を青く塗った三人のブルーマンがパフォーマンスをする
「ブルーマングループ」のショーは、
アメリカの数都市で常設公演を行っているのですが、
ベルリンにもブルーマン専用の劇場があるんですね。

パフォーマンスの内容は…
あまり詳しく描くとネタバレになるので言わないでおきますが、
相方が用意したチケットには何故か「Poncho」と記載されていたんですね。

相方は「レインコートを持っていった方が良さそうだ」
などと言っていたのですが、結局何も持っていかずに劇場に行くと
前の方の座席にビニールのポンチョが置いてありました…。

で、後はタイトルの通りです。
誕生日の夜、ブルーマンにバナナの吐瀉物をかけられました(;´Д`)。
バナナの外にも、XXXとか、〇〇〇とか…。
(ちゃんとポンチョは着ていたので、服は大丈夫でしたが、
誕生日だからとオシャレしていったのは全くの無意味でした^^;)

驚いたのが、ドイツ人の観客が、
ブルーマンに吐瀉物(に似た何か)をかけられて大喜びしているということ。
私が思い描くドイツ人というのは、もっとソフィスティケートされたギャグとか
風刺とか皮肉には大ウケするものの、いかにも子供が喜びそうなネタには笑えず、
逆に怒って出て行ってしまうような人たちだったんですね。

ドイツ人は真面目、というステレオタイプなイメージというよりは、
金曜や土曜の夜に人気作家の朗読会に行ったり、風刺ネタが大好きな人たちだから、
こういう古典的な(ドリフ的)ギャグは苦手かなと思っていたのですが、すみません、私が間違っておりました。
ドイツ人の皆様、ブルーマンのやることなすことに大ウケでした。

ブルーマンの舞台はドイツ語が分からなくても楽しめるものなので、
ベルリン旅行の間に何かのショーが観たいという方にもおススメです。
場所はアクセスしやすいポツダマープラッツ(Stage Bluemax Theater Marlene-Dietrich-Platz 4 )
ですので、気になる方は是非どうぞ!
前売り券は恋人やご家族の誕生日のプレゼントにも^^;)
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年の瀬ですね。
お仕事やプライベートでお世話になった皆様
今年もありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。

以下、告知です。
漫画「君の膵臓をたべたい」第1巻(原作:住野よる 作画:桐原いづみ)の
独語訳を請け負わせて頂きました。
Sakura - I want to eat your pancreas 1
お手に取って頂ければ幸いです。