きのこ狩りに行ってきました。

先月末、きのこ狩りに行って来たことをブログに書こうと思っていたのですが
その後見本市の仕事などであまり家に居なかったので、
少し遅れてのブログ更新です。

秋といえば日本でも美味しいモノが沢山食べられる時期ですが、
ドイツで秋の味覚といえば、やっぱり茸!
ベルリンのような都市部に住む人たちも、休日に朝早く起きては、
自家用車で郊外の森にひとっ走り。
私はかなりのインドア派なので、
率先してきのこ狩りに行くことはないのですが、
その道の達人(?)が連れて行ってくれるというので、
同行させてもらいました。

というわけでAM9:00、待ち合わせ場所に集合。
この日は車二台で向かったので、まずは地図を広げて
どの森にするか見当をつけます。
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アウトバーンを走ること約一時間、
ブランデンブルク州の(とある)森に到着。
車を降りて森の中に入ります。
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たとえ茸が収穫できなくても、森林浴出来たと思えば充分に来た価値アリ!
・・・とはいえ来たからにはやはり手ぶらで帰りたくないので、
総勢目を皿にして、ひたすら茸を探します。

茸ビギナーのワタクシは
食べられる茸と食べられない茸の区別がつかないので、
達人に「これダメ? これおk?」と指示を仰ぎながらの作業です。
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こんな茸はもちろんNG(笑)
スーパーマリオに出て来そうな赤と白の可愛い茸は、
ドイツ語ではFliegenpilz(ベニテングダケ)というそうです。
当然食べられないので、観賞に留めておきましょう。

ドイツの森に沢山生えている食用の茸は、
Maronenpilz(ニセイロガワリ)という種類の茸。
カサの部分はつやのある栗色で、裏側はスポンジ状になっています。
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ニセイロガワリを主に集めること約一時間半。
どうやらこの日は先客がいたらしく、それほど集まりませんでしたが、
昼食の足しになる程度には集まりました。
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達人は、レストランのメニューにも登場する高級茸、
Steinpilz(ヤマドリタケ)もいくつか見つけたよう。
「僕は昨日もきのこ狩りに行ってたから・・・」
と言って、おすそ分けしてくれました。

Maronenpilz(ニセイロガワリ)のスタンダードな調理法は、
一口大に切って、傷んだ部分や虫食い部分がある場合は丁寧に取り、
バターとみじん切りにした玉ねぎと一緒にひたすら炒めます。
よく火を通した茸は、塩コショウで味付けして、
クワルクというフレッシュチーズと、
ふかしたジャガイモを添えて頂きます。
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温かいMaronenpilz(ニセイロガワリ)のまろやかさと
冷たいクワルクのコンビネーションが秀逸。

ただ、森に生えている茸とあって、
たとえ達人がチェックしているにしろ、
毎回「これ食べて本当に大丈夫かな?」と少し心配になるのですが、
この心配さえなければ(笑、素晴らしい秋の味覚だと思います。

以上、きのこ狩りの回でした。