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忘れたくなかったら手に書いておけ。

九月も中旬に入り、段々と日が短くなってきましたね。
暮れゆく空を見ていると、ややもの悲しい気持ちにさせられる
この季節ですが、夜が長くなるからこそ楽しめるイベントもあるようです。

その一つが、先週土曜日に
ベルリン郊外にある野外劇場で行われた夜のコンサート。
午後七時から始まり、暗くなったら懐中電灯をつけて
その明かりを皆で楽しむという趣旨の子供向けコンサートなのですが、
先にチケットを先に手に入れてくれた友人に
半信半疑でついて行ったところ、
子供は当然ながら、大人も充分楽しめる内容で、
かなりポジティブに期待を裏切ってくれました!

子供を連れて大きなイベントに参加したのは
これが初めてなのですが、会場についてまず驚いたこと。

ドイツ人のお母さんが子供の腕にマジックで電話番号を書いている!
(((( ;゚д゚)))

あれ?これって日本でもよくやることだっけ?
と辺りを見回すも、それを訊ける日本人は何処にもいません笑
でもドイツではわりと当たり前にやっているようです。
私も、忘れてはいけないこと(でも忘れてしまいがちなこと)を
手の甲にメモしておいたりする方なのですが、
子供の腕に連絡先のタトゥーは・・・さすがに未経験です。

だけどよく考えたら、リュックサックなどの持ち物に名前や住所を書いても
それを何処かに置き忘れてしまったら、それでおしまいです。
が、腕に書いておけばしばらくは消えない。
この季節は皆長袖を着ているので、腕をまくらない限り、
電話番号や名前が不必要に他人の目につくこともありません。

お父さん、お母さんの電話番号が言える大きな子ならともかく、
三歳、四歳くらいの、名前と住所くらいは言えるものの、
長い携帯番号を覚えていない年齢の子には、
確かによい方法なのかもしれません。

会場にはオレンジ色のベストを着た
スタッフさんが至るところに立っているのですが、
お客さんもほぼ家族連れなので、もし子供が迷子になっても
その子の腕に刻まれた電話番号をスタッフや周りの大人に見せれば
電話をかけて知らせて報せてもらえる可能性も高まる・・・。
もちろん、迷子にさせないよう注意するのが一番ですけどね。

ちなみにコンサートの入場は二時間前からなので、
皆少し早目に入って良い場所を確保するようです。
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少しずつ埋まってきました。
そして19時過ぎ、コンサートが始まります。
DSC_0858[1].jpg
ノリノリで魔法のステッキを振る女の子。
バンギャの才能がありそうです笑
DSC_0867[1].jpg
段々暗くなってきました。
日が暮れるとさらに一体感も高まります。

野外劇場はベルリン郊外にあるので、
最後まで見ると帰宅が遅くなってしまうのですが、
途中退場も可能なので、小さいお子さんを連れている人は、
一時間~一時間半ほど楽しんで帰られるようです。

来年は子連れ家族を沢山率いて参加するぞーと
心に誓った土曜日の晩でした。



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