スポーツ、芸術、文化…。
青少年が活躍できるコンクールは多々ありますが、
ドイツで1964年から開催されている
青少年のための音楽コンクール「Jugend musiziert」に
小学生の息子を参加させてみることにしました。
息子が通っているピアノ教室に冊子が置いてあったので…^^;)
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冊子によると、2020年の種目は以下の通り。

【個人種目】
ピアノ、ハープ、歌、ドラム(ポップス)、ギター(ポップス)

【アンサンブル種目】
弦楽器アンサンブル、吹奏楽器アンサンブル、アコーディオン室内楽、
ニューミュージック(電子系楽器と楽器奏者・歌手によるアンサンブル)

これに加え、ベルリン大会では

【個人種目】
作曲、独自の研究発表

【アンサンブル種目】
異文化パーカッション
バンド(ロック・ポップス)

だそうで、ピアノの先生曰く、
種目は固定ではなく毎年ちょっとずつ違うのだとか。

青少年と言っても小学生とハイティーンでは差が大きいので、
年齢ごとに枠があり
(グループ➀2012~2013年生まれ、グループ⑥1999~2001年生まれなど)
それほど腕に自信がない小学校中学年くらいの子でも
わりと気軽に参加できるようになっているようです。

応募はインターネットでのエントリーの後、
郵送で申込書類を送るという形式で、
息子の場合、種目はピアノですが、
弾きたい曲(2~3曲)、演奏時間(10分以内)、ピアノ歴や
教師の有無など諸々記入して書類を送りました。
(二週間後に応募受領のメールが来ました)

応募の際、少し迷ったのが曲選びです。
難しすぎても上手く弾けないし、簡単すぎてもインパクトに欠けるし…。
課題曲はないのですが、少なくとも
「二つの異なる時代に作られた曲を選ぶこと」という決まりがあったので、
ベートーヴェンのソナチネと、以前発表会に弾いた現代の曲に決めました。
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地区予選の様子はまた追ってブログで報告しますね^^

音楽コンクールに応募というと、大層上手なのだろうと思われそうですが、
ウチは本当にフツーの習い事のレベルです。
が、人前で弾くのは嫌いではないようなので、
こういう場所で弾かせるのも良い経験かと^^;)
他にどんな子が出ているのか見てみたいという、
半分は親の好奇心なんですけどね。

全国大会で素晴らしい演奏をした子たちには
基金などから賞金や奨学金も出たりするようです。
去年の受賞者に奨学金6000ユーロを貰った子もいたので、息子に
「これ、上手く弾けたらなんか貰えるらしいよ。賞金6000ユーロだって!」
と無責任に話したところ、「じゃあ出る!」なんて言い出しまして。
天下一武道会にでも出るつもりでいるのかなあ…^^;)

2020年大会の応募は終了してしまいましたが※
お子さんの音楽教育に力を入れているドイツ在住の皆さん、
来年は一緒に応募してみませんか?
TEPPEN取りに行きましょう(笑)

※ベルリン大会の作曲、パーカス、研究発表部門に関しては
2020年1月15日まで受け付けているようです。
まだ間に合う!(`・ω・´)


自宅へ通勤…。

2019年12月05日
翻訳業というのは本当に座りっぱなしの職業なので
意識して体を動かさないと、体はなまる一方です。

私の場合、仕事場は自宅にあるため、通勤時間はゼロ。
学生時代、片道二時間の通学をしていた私にとっては
天国のような環境ですが、
30代半ばあたりから体力の衰えを感じ始めたため、
ここ一年半くらいは朝8時くらいから1時間ほどかけて歩き、
「自宅」に通勤しています^^;)

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8:30頃のシュプレー川

歩いている間はオフラインなので、
情報に振り回されることなく考え事が出来るし、
仕事の段取りやプレゼン内容を考えるのも、
歩きながらの方が効率がよかったり
良いアイディアが出たりするんですよね。

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この日の気温は、零度!

10月に放映された世界ふしぎ発見
「筋トレ回」のコーディネートをお引き受けした際も
普段歩いている場所にいろんなヒントが落ちていて、
そこがロケ地になったりもしました。
いつもの散歩がこんな形で役に立つ日が来るとは…!

冬至が近い12月上旬は、午後4時頃には暗くなって来るので、
朝早くアポが入っている日以外は
なるべく太陽を拝みに外に出るようにしています。

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9:00前後。
大分明るくなってきました。


ああ~、この過剰な太陽崇拝、いかにも北国の民というか
思考と行動パターンがドイツ人化してきたな…^^;)
こんなんでも寒い所は苦手なので、
老後は沖縄とか、熱海とか、
そんな場所で隠居生活を送りたいです(山より海派^^)

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以下、翻訳物に関する告知です。

独語版
ばいばいリバティ3、4巻
デビルズライン4巻

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好評発売中です。
お手に取って頂ければ幸いです!

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毎年8月上旬に行われるドイツ最大のアニメイベント
AnimagiCに今年も行ってきました!

AnimagiCが開催されたマンハイムには六日間滞在していたのですが
アテンド&通訳で写真を撮るタイミングをすっかり逃してしまったので、
ほぼ頂き物の画像でのブログになります。

今回は、京都アニメーションさんのアニメ&映画「Free!」の
劇伴音楽の作曲をされている加藤達也氏のアテンド&通訳でした。

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準備期間なども合わせて六日間、加藤達也氏の一番近くで
同氏のお仕事を垣間見ることが出来、本当に光栄です。

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キーボードを演奏されているときのお姿が本当に楽しそうで、
演奏を交えながらの楽曲解説だったのですが、
ずっと聴いていたい、素晴らしいプレゼンテーションでした。

加藤氏のサイン会に来られたお客さんも、感動で震えてしまったり
泣き出してしまう子もいて、世界のカトタツが本当にファンの方々に愛されていることを
隣でひしひしと感じました( ;∀;)。

加藤氏がまた近い内にドイツにいらっしゃることを願いつつ
昨晩ベルリンに戻りました。

私のメインの仕事は翻訳なので、また明日から〆切との格闘ですが、
加藤氏のサントラを聴いて、2019年後半も
テンション上げていきたいと思います!

先日のブログに「暑すぎる」と書いたのですが、
その後暑さも収まり、最近は日中でも21~22℃程度。
民家にエアコンがついていないわけですね…。

すっかり過ごしやすくなったので
屋外で子供の誕生日会を催してみました。
内容はというと、スイカ割りをしたり、宝探しゲームや
手巻き寿司教室を開いてみたり。
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誕生日当日には、日本からのプレゼントが届いて
ドイツでは買えない貴重な品々に
子供は大層喜んでおりました^^;)
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プレゼントにわらわら群がる子供たち…。

天気も崩れず楽しい誕生日会だったのですが
唯一の誤算は、私が9歳児の食欲を少々ナメていたことです。
巻き寿司を作ったらあっという間にご飯切れで
誕生日会の途中でご飯を早炊きし、それでも足りず、
場をつなぐために慌ててお菓子を出したり。

お夕飯は近くのイタリアンのテイクアウト(ピザ)だったのですが、
子供たちは何故かマルガリータしか食べてくれず、
サラミや野菜をのせたピザは全然人気がなく、
マルガリータが品薄になる現象が…。

マルガリータだけじゃつまらないだろうと思ったのですが
深読みしすぎたようです。子供は単純な食べ物が好き!

しかしお寿司に関して言えば、板前でも何でもない
漫画翻訳家が作ったかっぱ巻きやサーモン巻きを
「Sushi!Sushi!」と連呼しながら大層喜んで食べてくれたので、
子供にはおそらく本当のシースーの味はまだ分からないということなのでせう。
ピザも高級な具材を使ったピザよりただのマルガリータが人気のようですし^^;)

この教訓を生かして来年は大量にご飯を炊いて巻き寿司を作り
ピザ屋の出前はマルガリータONLYにすることにいたします。

以上、誕生日の回でした。

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以下、告知です。

ドイツ語版、アルスラーン戦記9巻、かつて神だった獣たちへ8巻
好評発売中です。
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お手に取って頂ければ幸いです。

暑い(;´Д`)

2019年06月26日
ここ数日、仕事をしながらどーも集中力が途切れるな、
しかも暑いし…と思って気温を確認したら、なななんと36度!!
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私、ドイツの夏は大好きなんですけど、
これはちょっと暑すぎやしませんかね…。
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近所の公園にも、人っ子一人見当たりません。
静かでいいですが…。


しかもドイツの一般家庭には、エアコンというものは存在しないのです。
暑い日もあるけれど、日本やアジア諸国のように湿度も高くないですし
窓を開ければ何とか乗り切れるので…。

エアコンがあるのは大型スーパー、デパート、
近代的なオフィス、高級ホテルくらい。
役所などは古い石造りの建物などが多いので、
廊下なんかはひんやりしてとても快適だったりするんですよね。
(かといって涼むだけの為に役所に行こうとは思いませんが…)

集中力が切れたついでに、エアコンの作り方を検索してみました。
フーム、エアコンを自作するには扇風機が必要なようですね。
ウチ、扇風機もないや…。
(↑買えないんじゃなくて、今まで必要なかったからですよ^^;)
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といっても扇風機を買いに行く気力もないので、
とりあえず冷凍庫に入っていた餃子の皮を足の上に置いて
涼をとってみました。
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今ココ↑
リンパ節を冷やすといいと何処かで読んだことがありますが、
なかなかイイです。

この暑さいつまで続くのでしょうね…。
なんて思っていても、八月半ばにはもう秋の気配が訪れたりするのがドイツなので
今のうちにこの暑さを楽しんでおくことにいたします…。

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